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伊勢 武治; 堀上 邦彦; 小林 健介
JAERI-M 6373, 50 Pages, 1976/01
空間依存動特性計算コードのベンチマークテストの指針を得るために、輸送理論に基づく動特性計算コードに対して、その数値解法のアルゴリズムとベンチマークテストの現状が調べられ、評価がなされた。拡散理論に基づくコードに比べて開発されているものは非常に少なく、1次元コードで3つ、2次元コードで1つ、公開されているのみである。TASKアルゴリズムに基づくものを除いては、時間に関してもダイヤモンド型差分の解法を用いているものが殆んどである。加速法としては、指数差分式によるもの、指数外挿法によるもの、リバランス法によるもの、などが用いられていて、小さい時間ステップに対しては特に指数外挿法が有効である。実在体系における輸送理論動特性コードのベンチマークテストは未だ行われていないので今後の課題であろう。空間については収束の速い解法、時間については安定性が良くて速い方法、の開発が望まれる。
海老沼 幸夫
JAERI-M 6197, 33 Pages, 1975/07
昭和48年度および49年度の2ヵ年にわたるINIS自体、ならびに日本の対INISナショナル・センターである原研の活動状況について述べる。INISは48年度初めからFull Operationにはいってほぼ当初の目標を達成し、さらに50年2月には抄録誌化計画を決定した。国内のインプット体制もこれに対応して定常化に向かってきたが、今后の抄録誌化への対応は難事である。INIS磁気テープを利用するSDIサービスの試験的実施は着実に進展した。